脱ドル化の兆しが現れるもドルトップ通貨:JPモルガン

ロンドン(ロイター) - 現在、脱ドル化の兆しがいくつか出ているが、ドルは予見可能な将来にわたって「大きな足跡」を維持するはずだと、JPモルガンの通貨ストラテジストらは月曜日のノートで述べた。

ウォール街銀行のストラテジスト、ミーラ・チャンダン氏とオクタヴィア・ポペスク氏は、「さまざまな指標を総合すると、全体的な米ドルの使用量はドルを筆頭に歴史的な範囲内にとどまっているが、内部では使用量が二分化している」と述べた。

取引通貨量に占めるドルの割合は88%と過去最高にわずかに届かないが、ユーロの割合は過去8年間で31%ポイント縮小し、過去最低の7%となった。 一方、中国人民元のシェアは過去最高の7%に上昇した。

ストラテジストらは「脱ドル化は外貨準備高で明らかで、輸出に占める(ドルの)シェアの低下に伴い記録的な水準まで低下しているが、コモディティーでは依然として脱ドル化が進んでいる」と述べた。

(レポート:アマンダ・クーパー、編集:カリン・ストローヘッカー)

出典: https://finance.yahoo.com/news/signs-dollarisation-emerge-dollar-top-074628478.html