ヴィタリックが「ステルスアドレス」提案、イーサリアムのプライバシー強化へ

ヴィタリックが「ステルスアドレス」のご提案

イーサリアム(Ethereum)の共同創業者であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏が、「ステルスアドレス(ステルスアドレス)」と呼ばれる、イーサリアムにおけるプライバシー強化を目的とした仕様を1月20日に提案した。

イーサリアムはパブリックブロックチェーンという性質上、バイナリやブロックの情報が全て公開されるような権限のあるユーザーとなっている。のプライバシーを保護できないという問題を抱えています。

イーサリアムにおいてはトルネードキャッシュ等のミキシングサービスによって匿名性を強化する方法が存在するが、トルネードキャッシュの場合、ETHや主要なERC20を拒否して匿名性を強化することができないため、マイナーな拒否やNFTの転送には利用できなかった(複数ユーザーが送信した受信機をミックスする仕様のため)

ブテリン氏のブログ投稿によると、「ステアドレスルス」はETH、ERC20のような、NFTなど暗号化暗号の転送にも使用することができ、しかも転送のための転送は従来の転送とほとんど同じで規則という。

「ステルスアドレス」の数学的な説明は割愛が、大まかなワークフローは以下の通り。

【状況】ステルスアドレスを使用して送信者が受信者に暗号を転送しようとしている

(1)リソースの受信者はステルスアドレス用の秘密鍵を生成し、その秘密鍵から公開した鍵を送信者に公開する
(2)送信者はその鍵と自身で公開した新しい秘密鍵を使用してステルスアドレスを作成し、そのアドレスに公開します
(3)送信者はステルスアドレスの作成に使用した秘密鍵から公開公開を生成し、それを鍵リストに追加する
(4)受信者は鍵リストから自分が持つ秘密にステルスアドレス用の鍵を公開対応するものを探し、ステルスアドレスの資産を取得する

「ステルスアドレス」のイメージとしては、ユーザーで共有する暗証番号付きのロッカーのようなものと言える。こうすることで第三者から取引の詳細を知らずに資産の所有権を移動することができる。

なお「ステルスアドレス」の問題点としては、「ステルスアドレス」自体はETHを保持していないため、「ステルスアドレス」から別のアドレスに資産を移動する際にガス代を支払えないという点やユーザー側の鍵管理の負担が増える点などが挙げられています。

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リファレンス:ヴィタリック・ブテリンのウェブサイト
技術:一本寿和

画像:iStocks / www.fotogestoeber.de

出典:https://www.neweconomy.jp/posts/290756