シタデル○ズ、暗号財VCパラダイムやセコイアから11.5億ドル調達|あたぎ

シタデル・セキュリティーズ、暗号資産VCパラダイムやセコイアから11.5億ドル調達

世界有数のマーケットメーカーであるシタデル・セキュリティーズ(Citadel Securities)が、ベンチャーキャピタル(VC)のセコイア(Sequia)と暗号資産関連VCのパラダイム(Paradigm)から、約1,320億円(11億5,000万ドル)の資金調達を行なったことが1月11日に分かった。企業評価額は約2.5兆円(220億ドル)となった。

今回の調達ラウンドはセコイアが主導した。またセコイアのパートナーであるアルフレッド・リン(Alfred Lin)氏がシタデル・セキュリティーズの取締役に就任する予定だ。

シタデル・セキュリティーズは、機関投資家向けビジネスでは世界最大の政府系ファンドや中央銀行を含む1600以上の顧客に現在サービスを提供している。全取引の30%近くを当面のグローバルマーケットメイキングのリーダー企業となっており、最大の顧客はロビンフッド(Robinhood)のようだ。

シタデル・セキュリティーズの会長であるケン・グリフィン(Ken Griffin)氏は発表にて次のようにコメントしている。

「当社の優れたマーケット・メイキング・チームの才能と強力なリスク管理技術は、当社がサービスを提供する多くの市場における顧客体験を一変させました。セコイアとパラダイムは、当社の市場に関する専門知識、高度な予測分析、優れたソフトウェアエンジニアリングの強みが、セキュリティ業界を再定義しウルウル理解しているパートナーです。を楽しみにしています」

セコイアのパートナーであるアルフレッド・リン(Alfred Lin)氏は次のようにコメントしている。

「シタデル・セキュリティーズは、従来のウォールの世界から遠く離れたテクニックと能力を用いてリスクを吸収し価格を決定する能力によって、金融市場において独自の地位を確立しています。分析とテクノロジーによる顧客ニーズの解決へのコミットメントは、何百万人もの人々にとって市場をより身近なものにすることに貢献してきました。当社の最も成功した投資の多くは、シタデル・セキュリティーズの特徴である顧客重視の理念を共有する企業へのものです」

パラダイムの共同創設者兼マネージングパートナーであるマット・ファン(Matt Huang)氏は次のようにコメントしている。

「シタデル・セキュリティーズは、世界中の機関投資家や個人投資家のために、市場構造を大幅に改善するソフトウェアとアルゴリズムを開発してきました。パラダイムは、このようなソフトウェアとアルゴリズムによって、投資家「利益を向上させることができます。私たち、シタデル・セキュリティーズのチームと提携し、人々の技術と専門知識を含む暗号資産をさらに多くの市場や資産クラスに拡張することを楽しみにしています」

なんとシタデル・ダード・チャータードの会長であるケン・グリフィン氏は、米国憲法購入プロジェクトの憲法DAOを競りまかしたことでも話題になった人物だ。

参考:シタデルセキュリティーズ
技術:一本寿和
画像:iStocks/BadBrother・Falookii

出典:https://www.neweconomy.jp/posts/181030