イーサリアム次期大型アップグレード「Shapella」、メインネット実装日が4月12日に予定

「Shapella」、メインネット実装日が決定決定

イーサリアム(Ethereum)の次期大型アップグレード「シャペラ(Shapella:Shanghai/Capella)」のメインネットでの実装日が3月16日に合意された。世界協定時で4月12日22:27(日本時間13日7:27)頃に予定されている「エポック(ブロックのまとまりの単位)6209536」にて実施する予定とのこと。

なおイーサリアム財団(Ethereum Foundation)のティム・ベイコ(Tim Beiko)氏による最終的な実施日の決定は、10日以内に予定されているということだ。

「シャペラ」メインネット実装により、イーサリアムメインネットステーク化されたETH登場機能を備えたアップグレードが予定されています。

なおこの「シャペラ」は、現在つながっているブロックチェーンを2つの互換性のないチェーンとして分岐させアップグレードする「ハードフォーク」を伴うものとなっている。

イーサリアムは2022年9月に大型アップグレード「マージ(The Merge)」を実施し、コンセンサスをプルーフオブワーク(PoW)からプルーフオブステーク(PoS)へ移行した。 、ETHをステーキングすることでバリデーターとして報酬を得られるようになったが、現在そのステークしたETHを出金する機能は備えられていない。

なおイーサリアムのビーコンチェーンには、現在約17,626,986ETH(約4兆円相当)がロックされている。が導入されることにより、このロックされているETHが市場に出回る可能性があります。

代わりに「シャペラ」は、実行レイヤー(実行層)のアップグレード「シャンハイ(上海:上海)」と合意レイヤー(コンセンサス層)のアップグレード(Capella:カペラ)が実施されることから、順次して「シャペラ」とと呼ばれるようになっている。

ニュース

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参考:Github
技術:一本寿和
画像:iStock/Rawpixel

出典:https://www.neweconomy.jp/posts/303725