イーサリアムが3つのテストネット廃止へ、PoS廃止

イーサリアムがKiln・Ropsten・Rinkeby廃止へ

イーサリアム(イーサリアム)のネットテストであるKiln(キルン)・Ropsten(ロップステン)・Rinkeby(リンケビュー)の3つのネットワークが、今後のアップデートである「マージ(The Merge)」後に廃止される予定であることが6月21日分でした。

イーサリアム財団(Ethereum Foundation)のプロトコルサポートチームは、この3つのテストネットを「非推奨」とし、Goerli(ゴエリ)またはSepolia(セポリア)のテスト環境に移行するよう伝えました。

なお「マージ」とは、イーサリアムにおけるコンセンサーアルゴリズムをPoW(Proof of Work)からPoS(Proof of Stake)へ移行するアップグレードのことだ。チェーン)を移行する計画となっており、2.0年後半に実施される予定だ。

同チームのブログ投稿によると、今年3月に立ち上げられたキルンは、イーサリアムメインネットが「マージ」を完了しPoS(プルーフオブステーク)に移行した直後にシャットダウンされること。

またイーサリアムで古いテストネットであるロップステンは、今年の第4四半期(10~12月)に廃止となるようです。

リンケビューについては、このままPosには移行せずに来年第2四半期(4~6月)に閉鎖されること。

なおキルンは大型アップグレード「マージ」に向けて3月にローンチされ、同時に「マージ」を実施した。またロップステンは今月8日に同じく「マージ」を実施し、PoSに移行完了している。

イーサリアムにはメインネットをコピーしたテストネットワークが複数存在しています。 これによりアプリケーション、ツール、インフラストラクチャ、およびプロトコルの開発者は、メインネットにデプロイする前に無料でバグのチェックなどのテストが実施できるそうなっている。

しかしテストネットは、メインネットと同様に全ての機能を持っているため、時間経過とともにデータが大きくなり、ノードの実行と保守が困難になる。そのためテストネットは定期的に廃止されるというわけだ。

「マージ」に向けた概ねで予定されているアップグレードとしては、15,050,000ブロック目のほぼ6月29日に「Grey Glacier(グレイグレーシャー)」が実施予定だ。

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リファレンス:イーサリアム財団
技術:一本寿和

画像:iStocks/dalebor

出典:https://www.neweconomy.jp/posts/237671