アモニカがメタバースファンドを設立へ
香港拠点のチェーンブロックゲーム開発企業アニモカブランズ(Animoca Brands)が、メタバースおよびNFT分野への投資する最大20億ドル規模のファンドを立ち上げる予定であることをアニモカ共同創業者であるヤト・シウ(Yat Siu)氏が同紙のインタビューで明かした。
このファンドでは、メタバースやNFTの分野におけるグロースステージからレイトステージのスタートアップを対象に投資を行うという。
また同ファンドは2023年に最初の投資を予定しているとし、10億ドル(約1368億円)から20億ドル(約2733億円)規模のファンドを目指すとのことだ。
ただし、報道によると同ファンドの資金調達は行われず、シウ氏とファンドマネジャーを選ぶパートナーで「アニモカキャピタル」を設立し、今後資金を募るという。
アニモカブランズは、ブロックチェーンとNFTを利用して、主にゲームのプレイヤーやメタバースのオンラインユーザーにコンテンツを提供する香港拠点の企業だ。オープンシー(OpenSea)やダッパー・ラボ(Dapper Labs)、イールド・ギルド・ゲームス(Yield Guild Games)、スター・アトラス(Star Atlas)、アクシー・インフィニティ(Axie Infinity)など、世界で注目されているNFT及びメタバース関連企業150社以上に対して積極的に投資も行っているしている。
今年1月にはリバティ・シティ・ベンチャーズ(Liberty City Ventures)主導の元、約410億円(約3億5,900万ドル)を調達。7月にはリバティ・シティ・ベンチャーズを始めとした投資家らから7,532万ドル(約102.5億円)の資金調達を実施し、アニモカの評価額は約8,029億円(59億ドル)になっていた。
なおアニモカブランズは、日本における戦略的データベースとしてアニモカブランズジャパン(Animoca Brands 株式会社)を昨年10月に設立し、今年1月に、シードラウンドで約11億円の資金調達を完了しているなおシードラウンドへの資金提供には講談社、西日本鉄道、三井住友信託銀行らが参加。そしてアニモカブランズジャパンは今年8月には三菱UFJ銀行とアニモカブランズから61.5億円の資金調達を発表中。
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技術:一本寿和
画像:iStocks /Максим-Ивасюк・カセゾ
出典:https://www.neweconomy.jp/posts/279334