東芝がエンタープライズ向けブロックチェーン提供開始
東芝グループのシステムインテグレーターであるデジタル東芝ソリューションズが、エンタープライズ向けプライベートチェーン「DNCWARE Blockchain+(ディーエヌシーウェアブロックチェーンプラス)」を5月9日より提供開始したことが分かった。
東芝デジタルソリューションズはこのブロックチェーンをマネージドサービスとして提供し、「ブロックチェーンネットワークの管理・運用を意識しながら簡単、アプリケーションを作成できる」と説明しています。ことは可能だという。
またアプリケーション開発者は、ブロックチェーンネットワーク管理・運用者の承認を得る、スマートコントラクトを作成・リリース(デプロイ)できるとして、スマートコントラクトを開発するためのツールも用意しているとのことだ。
また企業利用で求められる高信頼性については、同社のクラスタ技術(複数のコンピュータを連携させて一つのシステムとして動作させる技術)を解決形成の多数決ロジックに応用して実現していることだ。
なお「DNCWARE Blockchain+」は、昨年8月に発表されたZEROBILLBANK JAPANのストリームトレーサビリティサービス「Trace Ledger」やSAMURAI Security(サムライセキュリティ)のオンライン相続支援サービスに利用されている他、昨年9月より開始した長崎県長崎市の契約事務のデジタル化に採用された電子契約システムへの実証実験にも利用されているとのことだ。
「DNCWARE Blockchain+」の利用価格は5万で月額25万円(税抜)から。
ニュース
東芝ら、JPモルガンのブロックチェーン金融アプリ「Liink」で量子暗号通信の実用性証
P2P電力取引プラットフォーム提供のデジタルグリッドが東芝ら5社より7.5億円の資金調達
LayerXがGApple梨鎖獣Corda(コルダ)、Hyperledger Fabric(ハイパーレジャー)、Quorum(クオーラム)の比較レビュー「プライバシー編」公開
DELL(デル)子会社VMware(ヴィエムウェア)がエンタープライズブロック向けチェーン プラットフォームを提供開始
LayerXが独自分析フレームワーク「LEAF」に基づくエンタープライズ向けブロックチェーン基盤比較レポートを公開
リファレンス:デジタル東芝ソリューションズ
技術:一本寿和
画像:iStocks /peterschreiber.media・artace
出典:https://www.neweconomy.jp/posts/222386